信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

全日制平均1.05倍 公立高の後期志願状況
2008年3月 4日掲載

 県教委は3日、県内公立高校の2008年度一般入試(後期選抜)の志願変更を締め切り、最終志願状況をまとめた。全日制の志願者は変更前より289人少ない1万1891人で、最終の平均志願倍率は1・05倍。05年度から4年連続で同倍率となった。
 9068人が志願した全日制普通科の平均志願倍率は、前年度と同じ1・07倍。学校別で最も高いのは岡谷南の1・35倍。次いで松本県ケ丘が1・30倍、諏訪二葉が1・29倍。都市部に志願が集まり、一部の地域高校では募集人員を大幅に下回った。
 全日制職業科では農業科が1・04倍、商業科1・00倍、工業科0・96倍、家庭科0・80倍。特色学科は理数科が1・66倍、英語科(国際教養科、国際文化科を含む)が0・58倍などだった。
 男女共学の単位制総合高校となる市立長野は1・51倍で、変更前の1・76倍からは下がったが依然高い。多部制・単位制に転換する箕輪進修は3つの普通部が計1・16倍、工業1(I)部が1・15倍といずれも定員を上回った。
 多部制・単位制の松本筑摩は普通午前部、普通午後部で計2・07倍。定時制16校の平均志願倍率は0・30倍だった。
 学力検査は11日、合格発表は21日。


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