信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

広域連合の検討委発足 飯田工と飯田長姫の統合
2008年3月 1日掲載

 県教委が計画している飯田工業、飯田長姫両高校(ともに飯田市)の統合について地域の意見を反映させるため、南信州広域連合は「高校改革検討小委員会」をつくり、29日に飯田市役所で初会合を開いた。
 小委は連合長の牧野光朗飯田市長のほか、両校の同窓会とPTA、飯田商工会議所代表ら13人で構成。オブザーバーとして両校の校長も参加する。委員長には牧野連合長を互選した。
 広域連合が県教委に要望した「ものづくりの拠点校」の具体像などを検討事項として確認。6月をめどに新校の素案づくりを進めている両校職員のプロジェクトチームとも意見交換していくことも決めた。
 委員からは「学校だけでなく、そのつくり方もモデルにしたい。県教委ではなく地元がイニシアチブをとるべきだ」「県教委はまだ地元の声をほとんど聞いていない。腰を据えた研究が必要」などの意見が出た。次回から具体的な議論に入る。


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