信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

全日制平均1.08倍 公立高一般入試、募集締め切り
2008年2月27日掲載

 県教委は26日、2008年度の県内公立高校一般入試(後期選抜)の募集を締め切った。1万2636人が志願し、全日制の平均志願倍率は1・08倍(前年度同期1・07倍)、定時制は0・31倍(同0・39倍)。3月3日正午まで1回に限り志願変更を受け付け、同11日に試験を行う。
 全日制普通科の平均志願倍率は1・10倍(同1・09倍)。学校別の最高倍率は軽井沢の1・45倍。以下、岡谷南の1・38倍、梓川の1・36倍、松本県ケ丘の1・33倍と続く。
 職業科は商業科が最も高く1・06倍(同1・14倍)、次いで農業科1・05倍(同1・04倍)。特色学科は理数科が1・66倍(同1・55倍)、英語科(国際教養科、国際文化科を含む)は0・46倍(同0・65倍)だった。
 市立皐月から男女共学の単位制総合高校に移行する市立長野は1・76倍。多部制・単位制に転換する箕輪進修は普通三部が計1・24倍、工業が1・20倍だった。同じ多部制・単位制の松本筑摩は普通午前部、普通午後部で計2・37倍となり、「柔軟な教育課程を求める志願者が増えている」と県教委。普通科については「例年のように都市部に志願者が集まっている」としている。
 県教委は、26日午前9時現在の県内私立高校15校の一般入試の志願状況(速報値)も発表。一般入試の出願を締め切っていない伊那西を除き、1652人の募集人員に、5914人が志願。倍率は3・58倍だった。


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