信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制1.81倍 公立高入試出願締め切り
2008年2月 5日掲載

 県教委は4日、2008年度の県内公立高校の自己推薦型入試(前期選抜)の出願を締め切り、志願状況をまとめた。志願者は受験生の51・9%に当たる1万1105人。このうち全日制の志願倍率は1・81倍で、前年度の1・84倍から下がった。導入5年目で志願倍率は低下傾向にある。
 全日制で志願倍率が最も高いのは今年も松本蟻ケ崎で4・21倍。前年度の5・25倍からは下げ、5倍を超える高校はなくなった。松本深志が3・91倍、松本美須々ケ丘3・90倍、諏訪清陵3・83倍、屋代(普通)3・81倍と続く。
 4月から多部制・単位制に転換して発足する箕輪進修普通は1部が2・95倍、2部2・55倍、3部0・30倍で、工業が1・35倍。市立皐月から男女共学の単位制総合高校に移行する市立長野は2・39倍だった。
 平均志願倍率は、全日制普通科が2・08倍(前年度2・07倍)で、農業科は1・60倍(同1・70倍)、工業科1・63倍(同1・53倍)、商業科1・74倍(同1・91倍)、家庭科1・71倍(同2・04倍)。理数や英語科などの特色学科は1・12倍(同1・21倍)、総合学科は1・64倍(同1・73倍)だった。
 自己推薦型入試の試験日は7日、合格発表は15日。
 県教委は4日現在の県内私立高校の自己推薦と学校推薦の志願状況も発表。まだ締め切っていない伊那西と飯田女子を除く13校の定員計3445人に対し、志願者は2977人で昨年同期より12人減った。


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