信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

県高校長会「早期再編を」 「最終まとめ」提出
2008年2月 1日掲載

 県高校長会(会長・藤本光世上田高校長)は31日、臨時総会・研究協議会を長野市で開き、県立高校再編に対する考えの「最終まとめ」を決め、県教委に提出した。学校規模は1学年6学級を標準に2学級を下限とし、「早期に再編を進め、適正規模を確保することが必要」と結論づけた。昨年11月の「中間まとめ」に沿った内容。
 生徒数減少で他校の分校にする「キャンパス化」の実施では、地域の高校教育の保障に配慮するよう求めたほか、全4通学区に多部制・単位制、総合学科を1校以上設置するよう要望。農業、工業、商業科については、通学区に1校程度「基幹校」を置き、新しい施設や設備を整えるべきだとした。
 特別支援教育については、特別支援学校高等部の分教室を全通学区に設置し、周辺校の相談にも応じるセンター的機能に期待する、としている。
 県教委は6月までに再編計画の骨子をつくる予定。提出を受けた山口利幸・県教育長は「骨子づくりの重要な参考として活用したい」と述べた。


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