信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

多部・単位制の仕組みを説明 「箕輪進修高」準備委
2007年11月30日掲載

 県立高校再編で来年度、箕輪工業高(上伊那郡箕輪町)から多部制・単位制に転換する「箕輪進修高」の準備委員会が29日夜、上伊那地区3カ所で学校説明会を開いた。入学を希望する中学生や保護者らが参加。多部制・単位制の仕組みや入試方法の説明を受けた。
 このうち、箕輪工同窓会館の会場には、中学生や保護者ら約30人が出席。準備委側は新高校が、午前中心の1部、午後中心の2部、夜間中心の3部に分かれると説明。1部は普通科と工業系科目を専門的に学ぶクリエイト工学科、2部と3部は普通科のみの計4科になるとした。
 2、3部は4年での卒業を基本とするが、他の部の授業を取ることで3年での卒業も可能。地元企業の協力でインターンシップにも力を入れる。募集定員は4科各40人で、後期選抜では普通科は部の別なく募集し、定員によらず希望の部に入れることも強調した。
 参加者からは「卒業後の就職や進学状況はどうなるのか」との質問があり、箕輪工の荒井和人校長は「現在、全日制就職希望者のうち92%が内定している」と説明した。
 説明会は12月21日に箕輪工同窓会館、伊那市中央区公民館、駒ケ根市駅前ビル「アルパ」で、11月30日と12月19日には岡谷市中央町のイルフプラザ内カルチャーセンターで、いずれも午後6時から開く。


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