県教委は6日、2008年度の県内公立高校入試の募集定員(募集学級数)を決めた。本年度の中学卒業予定者は前年度比2人減の2万1816人。全日制3学級を募集していた箕輪工が多部制・単位制に転換する影響もあり、公立全日制は3学級(120人)減となる。高校再編で今春に統合、学科転換した高校の定員に変化はない。
全日制の定員減は、卒業予定者が100人減る旧第7通学区(諏訪地方)で茅野を3学級、岡谷東を4学級とそれぞれ1学級減らす。ほかに田川が1学級減。一方、卒業予定者が105人増える旧第6通学区(佐久地方)の小諸と野沢北が1学級ずつ増。職業科は下伊那農が1学級増やす。
定時制1学級を含む箕輪工から多部制・単位制に転換する箕輪進修は午前、午後、夜間の3部で計4学級。同窓会や保護者会が存続を訴えている上伊那農定時制は募集しない。このため定時制全体では2学級減った。
市立皐月から男女共学の単位制総合高校に移行する市立長野は据え置きの160人となる。
通信制は長野西、松本筑摩が各300人で、本年度と同じ。
県教委は、旧12通学区ごとの中学卒業予定者の増減、今春入試の旧通学区間の流出入、現在の空き定員、1日に公表した第1回入学志願者予定数調査などを考慮し、定員を決めたとしている。
私立は、松本松南が松商学園への統合で募集停止することなどから、20人減の3860人となっている。