信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制2.01倍 第1回調査、都市部人気続く
2007年11月 2日掲載

 県教委は1日、2008年度高校入学志願者の第1回予定数調査の結果を公表した。公立全日制の前期選抜(自己推薦型入試)は、全体の56・7%の1万1875人が希望し、07年度入試の募集定員から算出した倍率は2・01倍(前年同期は2・03倍)。後期選抜と合わせ、都市部にある高校の普通科に希望が集まる傾向が続いている。
 調査は10月16日時点で、既卒者を含む高校進学予定者2万934人に、自己推薦型入試と後期(私立や長野高専など含む)の第1志望を尋ねた。
 全日制前期選抜の学科別倍率は普通科2・61倍、農業科1・38倍、工業科1・42倍、商業科1・67倍、家庭科1・59倍。理数科や英語科などの専門学科と総合学科は合わせて1・37倍。普通科では松本蟻ケ崎が11・00倍で最高だった。
 全日制後期選抜は1万8013人が希望。普通科は岩村田、松代、諏訪二葉が今春の定員を大きく上回っている。多部制・単位制の希望は前後期合わせて217人。
 学校別で公表しない私立は3860人の募集定員に1435人が希望。長野高専の希望は募集定員200人に対し252人。県外高校希望者は299人、未定は696人だった。
 来春の公立高校入試は6日に募集定員が決まる。前期選抜は来年2月7日、後期は3月11日に行う。


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