信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

9校が自己推薦枠拡大 来春の公立入試、箕輪進修50%
2007年9月12日掲載

 県教委は11日、来春(2008年度)の公立高校入試の学校別実施内容を発表した。自己推薦型入試(前期選抜)は、高校再編で1校減る全日制は全85校が実施し、このうち9校が募集枠を5―20%広げた。上伊那農定時制と統合して箕輪工が多部制・単位制に転換する「箕輪進修」の募集枠は普通、工業ともに50%とした。
 自己推薦型入試の募集枠は普通科が飯山、須坂、長野吉田、長野東、伊那北はいずれも5%、犀峡は10%広げた。松本県ケ丘は英語科を20%拡大。赤穂は商業を、臼田は環境緑地をそれぞれ20%ずつ広げて50%とした。縮小した高校はなかった。県教委高校教育課は募集枠を広げる傾向について「それぞれの高校が前期選抜段階から、より高校に適した生徒を確保したいため」としている。
 多部制・単位制は、箕輪進修、本年度から転換した松本筑摩がいずれも50%の募集枠を設けた。
 定時制は長野が募集枠を25%広げて50%とした。定時制は全16校のうち10校が実施する。
 各高校ごとに求める生徒像を示した「募集の観点」は、全87校のうち62校が「より具体的で分かりやすい文章となるよう」(同課)表現を改善した。


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