信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

再編の新方針受け請願書提出 存続願う会が県会に
2007年6月27日掲載

 県立高校再編計画で、県教委が統廃合の凍結計画を事実上撤回するなどの新方針を示したことを受け、高校の同窓会や地元自治体などでつくる「県立高校の発展と存続を願う会」は26日、高校再編を慎重にすすめるよう求める請願書を県会に提出した。
 再編を進める上で、地域高校などの小規模校と定時制・通信制を一方的に統廃合しない、通学の利便性を損なわない、経済的負担増が生じないようにすることを要望。具体的な計画づくりでの十分な準備期間や財政措置も求めた。
 県会は昨年6月定例会で、県立高校の統廃合に議会同意を義務づけるよう高校設置条例を改正。請願書を受けた服部宏昭県会議長は条例改正の経緯などに触れ「全会派でつくる高校改革プラン研究会や文教委員会で精査していきたい」と述べた。


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