信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「丸子実高」看板に別れ 4月から「丸子修学館」
2007年3月24日掲載

 4月から総合学科校「丸子修学館」となる丸子実業高校(上田市)は23日、正面玄関に飾っていた校名の看板を取り外した。生徒や教職員、同窓会員ら約70人が見守り、伝統ある校名に別れを惜しみつつ、新たな飛躍を願った。
 今の看板は1995年度に設置され、長さ約2・5メートル、幅約40センチのスギ板製。当時の書道教諭が「長野県丸子実業高等学校」と墨書した。
 「降納式」で教職員が看板を外し、同窓会に引き継いだ。堀内憲明同窓会長(上田市収入役)は「寂しいが、新しい時代の幕開け。総合学科になっても伝統校の精神を受け継いでほしい」とあいさつした。
 同校は1912(明治45)年に「丸子農商学校」として創立、48年に丸子実業高校となった。野球やバレーボールなどの部活動でも知られ、今春までに約2万9000人が卒業した。


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