県教委の県立高校再編計画で対象となった高校の同窓会やPTA、地元自治体などでつくる「県立高校の発展と存続を願う会」(久保田元夫代表世話人)は21日、今後の高校改革を慎重に進めるよう、県教委に働き掛けることを県会に請願した。
高校再編では、県教委が提出した統廃合議案9件のうち6件が昨年9月の県会臨時会で否決。県教委はこのうち5件と、多部制・単位制に転換予定だった2校を「凍結」し、「6月ごろまでに方向性を出したい」としている。
請願書はこの点に触れ、「次の再編計画はこれまで以上の(規模の)統廃合案となる可能性もある」とし、「住民合意を尊重し時間をかけて進めるよう、県教委に働き掛けること」を求めている。請願内容は、10日に長野市内で開いた総会で決定した。