信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

知事らに見直し要望 大町・岡谷・佐久の対象校関係者
2006年9月13日掲載

 県教委の高校改革プラン実施計画で統合対象となり、13日からの県会臨時会で関連議案が審議される大町と大町北、岡谷東と岡谷南、望月の関係者が12日、県庁を訪ね、村井知事や萩原清・県会議長に見直しや白紙撤回を求める要望や請願を行った。
 大町市の「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」と牛越徹大町市長らは連名で、両校の統合について「生徒数の大きな減少はなく推移する。早急な統合は必要ない」として、白紙撤回を求める要望書を知事に、同趣旨の請願書を議長に手渡した。
 県教委が統合計画を1年延期した岡谷東と岡谷南の同窓会関係者らも「明確な理由を示さないまま、地域合意のない統合を進めようとしている」として、林新一郎岡谷市長らと連名で撤回を求める請願書を議長に提出。佐久市も三浦大助市長と市議会の連名で、望月を蓼科に統合する計画の見直しを求める陳情書を議長に出した。
 請願や陳情に萩原議長は「臨時会で議会が常識的な判断へ向け、慎重な審議をする」とした。


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