信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

望月と野沢南の見直し要望 佐久市が県教委に
2006年9月12日掲載

 県教委の高校改革プラン実施計画で来年度からの再編対象となった望月(蓼科へ統合)と、2008年度から多部制・単位制への転換方針が示された野沢南の佐久市内2校について、市と市議会の関係者が11日、計画の見直しを求める要望書を県教委に提出した。「地域合意が得られていない」としている。
 要望書は2校の再編計画について「住民や学校関係者、保護者らに大きな不安と混乱を招いている」とし、「地元関係者を含めた十分な議論を尽くす」ことを求めた。
 県教委事務局を訪れた竹花健太郎・同市助役は、望月について「地域校として発足し、現在は子どもを地域全体で支える『望月教育プラットホーム』の活動の場。なくてはならない」と存続を求めた。12日には県会に同趣旨の陳情を行う。
 吉江速人・教育長職務代理者は「実施計画という形で提案し、13日の臨時県会で審議いただきたい」とした。


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