信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

2校の素晴らしさを引き継ぐ 木曽の統合校説明会
2006年9月10日掲載

 木曽高校(木曽町)と木曽山林高校(同)は9日、来年4月の開校を予定する統合校の説明会を木曽町で開いた。保護者や中学生ら100人余りが参加。統合校の学科や入試などの説明に耳を傾けた。
 木曽山林高の松田篤校長は「2校の素晴らしさを引き継ぎ、よりよい学校にする。存分に要望を出してほしい」とあいさつ。木曽高の青柳淳校長が統合校の理念などを説明し、「進路の幅が広がるが、希望に応じたきめ細かい指導をしていく」と述べた。
 統合から1、2年目は、普通科と理数科が木曽高の校舎を、森林環境科とインテリア科は木曽山林高の校舎を使い、3年目からは演習林を使う授業を除き木曽高の校舎に一本化する考えを示した。一本化に向け、専門科校舎の建設について県教委と話を進めているとした。クラブ活動や行事では専用バスで両校舎間を移動する方針だ。
 保護者の一人は「各科の内容や受験は大きくは変わらないと分かった。統合校で新しく何ができるか、どんどん示してほしい」と話していた。


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