県高教組は6日、県教委の県立高校再編計画のうち、長野南と松代、岡谷東と岡谷南、大町と大町北の3組の統廃合と、野沢南の多部制・単位制高校への転換の計4件を白紙に戻すとした「今後の高校改革プランの進め方に関する見解」を発表した。
高村裕委員長ら幹部がこの日、県会の文教委員会、高校改革プラン研究会との懇談会で示した。
見解では、従来の議論や今後の生徒数の推移などを踏まえ、再編の実施計画全体を「白紙に戻すことも含めて再検討すべきだ」と主張。4件に加え、来年4月に統廃合方針のほかの対象校についても▽地域と学校が「魅力ある高校づくり」のために関係を築いているか▽該当校の施設・設備が教育内容や生徒の受け入れ態勢に適しているか▽教育課程などについて教職員に共通理解があるか−の3点から検証し直すよう求めている。