県教委の高校改革プラン実施計画で来年度の統合対象となった、飯田工業と飯田長姫(ともに飯田市)の新校名などを協議する統合評議員会が8月31日夜、飯田工業の同窓会館で初会合を開いた。校名は多くの意見を反映させるため、公募することを決めた。
評議員会は、両校の同窓会やPTA、地元自治会の代表ら12人で構成。校名や校歌、校章などについて意見をまとめ学校側に伝えていく。
会合では、校名の決定を最優先と確認。近く募集を始め、その後、評議員会で5つ程度を候補に選んで、学校側がその中から最終決定する。飯田工業の上原保校長は「10月中旬までには決定したい」と話した。
このほか計画の行方について「村井仁・新知事の誕生などで不安定な要素が多い」「ここしばらくがヤマ場」などと意見交換。南信州広域連合と同議会による募集延期要望については「施設の整備充実を求めた内容であり、方向性はうなずける」「統合案をまとめた経緯もあり、地域としてより良い統合に向けた後押しをする必要がある」といった声が出た。