信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

岡谷東・南高 統合後の課程 住民に説明
2006年7月21日掲載

 県教委の高校改革プラン実施計画で統廃合対象の岡谷東、岡谷南の両高校(ともに岡谷市)は20日、地域住民を対象にした統合校の教育課程説明会を岡谷南高校で開いた。統合を前提に、来春入試の前期選抜(自己推薦型入試)の募集枠は、募集定員240人(6学級)の30%とする方針を提示。中学3年生の保護者からは「新しい学校の学力レベルを示してほしい」との要望が出た。
 約50人が出席。両校はこれまでにまとめた統合校の教育課程について、実施計画に盛られていた8学級から2学級減らす方針を説明。学習する科目を生徒が選択する単位制高校とし、2年次に「人文・社会」「自然科学」、英語教育に重点を置く「国際」の3体系に分け、「進学対応型でトップレベルを目指す」とした。
 出席者からは、統合に県会が事前に同意する高校設置条例改正案が6月県会で可決されたことを受け、「もし(統廃合が)覆されたらどうするか」との質問も。岡谷東高の征矢憲校長は「そうなれば県教委の指示に従うしかない。現実は実施計画に基づいて動いている」と述べた。


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