信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

高校再編考える集会に150人参加 松本で県高教組など
2006年6月 5日掲載

 県高教組と県教組などは4日、「今後の高校改革を考える県民集会」を松本市内で開いた。県内の高校や中学校の教諭、高校生など約150人が参加。2007年度からの県立高校再編を決めた県教委の実施計画に批判的な意見が相次いだ。
 県教組の花岡邦明委員長はあいさつで「県教委が決めた計画に向けて教職員は極めて無理な日程での準備を強いられている」と訴えた。浦和大学短期大学部の山本由美助教授が講演し、首都圏の小学校統廃合を例に「教育内容をすり合わせないまま統廃合をすると、子供は大人を信用しなくなり、心に傷を残す」と指摘した。
 大町北高(大町市)と統合予定の大町高(同)の教諭は「新たな学校目標を定める前に(来春入試の)生徒募集の準備が進んでいる。ずさんな手順だ」と現場の状況を説明、批判した。


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