信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

大町2高校統合後「2コース」設置検討 両校長提示
2006年5月28日掲載

 県教委の高校改革プラン実施計画で統合対象となっている大町市の大町高と大町北高の両校長が27日、市内の第一中学が開いた3年生と保護者への進路講話で、統合後の新高校の教育課程を2コースとする案を示した。
 同実施計画では新高校について、特別進学コース、人文科学コースなど5コースが盛られていたが、これとは異なる案となった。説明は大町高の藤井義道校長と、大町北高の柏原康久校長が行っ
 説明によると、2コースは「普通科1(I)類」と「普通科2(II)類」(いずれも仮称)。1(I)類は国公立や難関私立大への進学を目指す。一方の2(II)類は、個性を生かした幅広い進路を目指すコースと位置付けている。
 藤井校長は「決定ではないが、この方向で考えていきたい」とし、「6月中旬には具体的な教育課程などを示したい」と話した。
 新高校の方向性について藤井校長は、中学が保護者から事前に集めた質問に答えて「大学進学を考えている生徒が集まる大北地方の拠点。現大町高校を拡充したものと考えている」とした。


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