千曲市で開いていた県高教組(高村裕委員長)の第85回定期大会は27日、「高校改革プランの一方的な実施と教育基本法改悪を阻止し、共同の開かれた学校づくりを進めよう」などとした特別決議を採択、閉会した。
特別決議では、高校再編について、「このような短期間で、十分な準備をして新入生を迎えることはきわめて困難」とし、「県教委の強引な姿勢は教職員や県民の思いを踏みにじるもの」とした。「憲法と教育基本法の改悪を阻止するために、全力で奮闘しよう」などを盛った大会宣言も採択した。
前日に続く討論では、埼玉県内の公立小学校で、通知表の評価項目に「自国を愛し」などの表記があることに触れ、「愛国心が評価の対象になることは戦前の教育につながるもの」などの声が出た。