信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

8月までは反対「市民会議」 大町・大町北の統合計画
2006年5月19日掲載

 大町市の「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」(二条孝夫会長)は17日夜、市役所で役員会を開き、県教委が高校改革プラン実施計画に盛り込んだ市内の両校の統合について、「(知事選のある)8月まではあくまで2校存続(の取り組み)を貫く」との方針を確認した。
 約20人が出席し、引き続き統合反対を訴えていくか、統合を容認して内容や条件を重視する取り組みに移行するかを論議。今夏の知事選後も田中県政が続いた場合、県教委の姿勢は変わらないとの立場で、出席者からは「知事選(の結果)によっては状況が変わるかも知れない」「8月に何かがあるかもしれないなら統合反対を貫くべきだ」といった意見が出た。
 一方、統合反対が受け入れられなかった場合の善後策として、両校が統合による新高校のカリキュラムなどの検討を進めることには異論は出なかった。
 このほか、県教委の高校再編の進め方などに反対する各地の市民団体や自治体、教育委員会に参加を呼び掛け、5月末に情報交換の会議の開催を目指すことも決めた。


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