信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中条・犀峡高の統合に批判 県教委、長野で地域説明会
2006年4月26日掲載

 県教委は25日夜、高校改革プラン実施計画の地域説明会を長野市民会館で開いた。中条高と犀峡高の統合や、屋代南高の多部制・単位制転換に反対や批判が出た。
 県教委が実施計画を説明。会場からは、屋代南の多部制・単位制転換について「定時制の生徒らの希望に応えられない」との批判が相次いだ。「多様な(事情がある)生徒に配慮できる」と好意的な受け止めもあった。
 中条高の同窓会員らは、犀峡高と統合し、校舎は犀峡高を利用するとの計画について「中条高を分校の形で残す」「教員を両校に配置させる」と要望。県教委は「現実には難しい」とした。
 地域説明会は旧12通学区ごとに開いており、8回目。07年度の計画実施について「時期尚早」との批判が多かった。これに対し県教委は「対象校では既に準備委員会が発足している」「在校生が卒業するまでは(影響が出ないよう)十分に配慮する」などとした。


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