県教委は20日開いた県会文教委員会の閉会中審査で、3月30日の県教委臨時会で決定した高校改革プラン実施計画について説明した。文教委員からは「なぜ強引に進めようとするのか」などと批判が相次いだ。
県教委は、5月以降に統合校の校名について検討を始め、各校長が教育内容などについて地域の中学に説明していくスケジュールの概要を説明。再編対象校や実施時期(募集開始年度)など「計画の基本的な枠組みは堅持する」と強調した。
これに対し委員からは「(統合に)絶対反対といっている地区があるのに校名が決められるのか」といった批判や「(改革プラン推進委報告書では、一部地区ではすぐにも再編・統合が必要な状況にはないとしているのに)なぜ07年度からの一斉の統合にこだわるのか」との疑問が出た。
また、「県教委臨時会の議事録を早急に示してほしい」との声も出た。県教委は「議事録は5月12日の県教委定例会までに出来上がる見込みで、その時点で示す」とした。