信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

県教委にアンケート結果報告 更埴地区の生徒会連絡会
2006年3月29日掲載

 県立高校の再編問題で、旧第4通学区(長野市南部、千曲市など)の高校でつくる「更埴地区生徒会連絡会」が28日、生徒を対象に行ったアンケート調査の結果を、県教委の丸山教育長に報告した。
 「高校改革に対する考えを誰かに伝え、行動で表すか」との問いに対し、「行動している」は4%、「行動したいが方法が分からない」が20%。一方で「(重要だと思っても)何もしない」が28%、「関心がない」が48%だった。
 また、「(自分が)中学生で、統合対象となっている高校に出願し、進学するとしたら不安を感じるか」との問いに、68%が「感じる」、10%が「感じない」、22%が「どちらともいえない」と答えた。
 この日は長野南高校の生徒会副会長、安沢涼君ら6人が県庁を訪れた。同校の応援委員長、小林純平君は「新入生が不安にならない対応をお願いします」と述べたのに対し、丸山教育長は「(高校再編は)難しい方程式。将来の児童生徒のためにいい学校をつくっていく」と話した。
 調査は高校再編問題に対する高校生の意見を知る目的で、県立7校の1、2年生を対象に2月中下旬に行い、松代と坂城を除く5校の1935人から回答を得た。


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