松代高校(長野市)の同窓会や長野市松代町の各種団体などでつくる「松代高校の存続を願う会」(春原芳夫会長)は13日、松代に高校を残すよう求める要請書を、4万6116人の署名を添えて県教委に提出した。
第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会は2月、松代高と長野南高(同市)の統合はやむを得ない−とする報告書を県教委に提出。どちらの校舎を使うかは結論付けず、「すぐにも再編・統合が必要な状況にはない」との意見を添えている。
要請書は、松代高は地域に根差した教育活動や地域活性化に貢献しており、高校がなくなると松代の公共交通機関の利用にも影響が出る−と主張。署名活動は1月下旬から始めた。春原会長は「地域の願いを勘案してほしい」と訴えていた。