信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

全日制普通科1.06倍 公立高の後期志願状況
2006年3月 4日掲載

 県教委は3日、県内公立高校90校の2006年度一般入試(後期選抜)の志願変更を締め切り、最終志願状況をまとめた。私立高校に入学する受験生などがいることから、全日制の志願者は志願変更前より295人少ない1万2464人で、最終志願倍率は変更前の1・07倍から前年度入試と同じ1・05倍に下がった。
 志願者が全学科中最多の全日制普通科の志願倍率も前年度入試と同じ1・06倍。このうち、最も倍率が高かったのは岡谷南の1・38倍で、諏訪二葉の1・36倍、松本県ケ丘の1・34倍が続いた。志願変更前に最高倍率(1・54倍)を記録した岩村田は1・32倍だった。
 全日制職業科全体の志願倍率は1・00倍で、学科別では、高い順に商業科1・07倍、農業科1・00倍、工業科0・97倍、家庭科0・84倍。数学科や国際教養科などの特色学科は0・90倍で、英語科は0・43倍と低迷した。塩尻志学館の総合学科は1・27倍だった。
 定時制の志願者は、志願変更前から9人減少して350人で、志願倍率は0・39倍。
 県立高校の再編問題で第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会が多部制・単位制の転換候補に挙げた野沢南は、志願変更前の0・69倍から、志願者が19人増え、0・79倍まで上がったが、前年度の最終志願倍率の1・09倍には大きく及ばなかった。
 一般入試は9日(面接実施校は10日まで)、合格発表は20日。


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