県立高校再編問題で、第3通学区(南信)高校改革プラン推進委員会が岡谷東と岡谷南(ともに岡谷市)の統合を盛り込んだ報告書をまとめたことについて、林新一郎岡谷市長らは3日、「断固として反対する」などとして再考を求める要望書を丸山県教育長に提出した。
要望書は諏訪地域の6市町村や各教育委員会、両高校の同窓会、PTAの連名。地域住民の意見を反映した高校改革に向けた協議をするため、高校再編の実施計画の策定延期も求めた。
県庁を訪れた林市長は「(諏訪地域では)生徒の減少率が低く、当面、統合は必要ない」などと教育長に理解を求めたが、丸山教育長は「教育長は(6人の教育委員の1人で)6分の1の発言力しかない」などと答えた。
6市町村などは、諏訪地域として独自に「魅力ある高校づくり」を考えるため、小中学校の保護者や住民などを含む連絡会を発足させることを決めている。