南信州広域連合の牧野光朗連合長(飯田市長)と同連合議会の熊谷富夫議長(同市会議長)は10日、県立高校の再編問題で、飯田長姫と飯田工業(ともに飯田市)の統合に当たり、両校の6学科と学級数を存続させることなどを求める要望書を県教委の丸山〓教育長に提出した。
南信の高校再編をめぐり、同連合長の諮問機関「未来検討委員会」は昨年12月、両校の統合を答申。第3通学区(南信)の高校改革プラン推進委員会も今月3日、これに沿った報告書を県教委に提出した。
ただ、未来検討委の答申内容のうち、推進委の報告に反映されていない部分もあることから、連合側は県教委に「ものづくりの専門高校として南信の拠点校となるよう施設・整備の充実を図る」ことを求めたほか、「地域の教育関係者や保護者などが一堂に会して議論を進めることができる仕組みの構築」も要請した。
牧野連合長は「報告書に盛り込まれなかった部分についても重く受け止めてほしい」と求めた。
【字解】リッシンベンに晃