第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会が決めた大町市内の大町高と大町北高の統合案に反対し、両校の存続と魅力づくりを図る「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」が24日、市役所で初会合を開き、発足した。2月県会への請願を目指して2月末めどに署名集めをすることを決めた。
会議は、両校の同窓会やPTA、市内の小中学校PTA、大町商工会議所の代表者などで構成。両高の校長も「高校現場と会議のパイプ役」として加わった。
会長に選ばれた二条孝夫・前大北PTA連合会長は「どんな魅力ある高校になればいいのか話し合いたい。運動を大町市、大北全体に広げていこう」と設立を宣言した。
署名は、統合案に反対し、地域住民が納得できるまで高校改革プランの実施計画策定を延長するよう知事、県会、県教委に求める内容。二条会長は「(最低でも1万5000人、できれば2万人」と目標を掲げた。
魅力ある高校づくりの検討、中学・高校生や市民へのアンケート、高校生との座談会などを計画している。