「野沢南高校全日制・定時制を守り発展させる会」(岩岡孝会長)は23日、野沢南高校(佐久市)の多部制・単位制転換を結論づけた第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会に対し、公開質問状を発送した。「地域住民の気持ちと相反する結論」などと批判した上で、次回推進委までの回答を求めた。
同推進委の飯島俊勝委員長あてで、全9項目。同校の多部制・単位制転換を投票による賛成多数で決めたことに対して、「両論併記もしくは、大方の意見の一致をみなかったとの結論になぜできなかったのか」と質問している。
委員会の結論について、「住民意識と乖離(かいり)したものとして認識しているか」と尋ねたほか、佐久地域で必要とされる多部制・単位制高校の具体像の提示や、同校を転換する積極的な理由は何かを明らかにすることなどを求めた。
飯島委員長は「内容を見ておらず、コメントできない」と話している。