信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

上田・千曲の定時制存続を 「願う会」がアピール採択
2006年1月23日掲載

 県教委の高校再編案で、坂城(坂城町)を転換する多部制・単位制校への統合が示されている上田と上田千曲(ともに上田市)両校定時制の存続を目指す「上田・千曲両校の定時制存続を願う会」(荒井一則世話人代表)は22日、上田市民会館で初の集会を開いた。出席者の意見発表を行い、存続を求めるアピールを採択した。
 両校OBや在校生、保護者、上小地域の中学校教諭ら約130人が参加。約20人が意見発表し、「定時制は少人数学級だからこそみんな仲が良く、不登校経験者の受け皿にもなっている」といった声が相次いだ。
 その後、県教委など関係機関に対し、両校の存続と、定時制高校の統廃合について、慎重に審議し当事者が納得できる結論を出すよう求めるアピールを拍手で採択した。
 今後の活動について、昨年末から行っている署名活動の続行を確認。現在までに約1万8000人の署名が集まっているが、街頭でチラシを配布するなどさらに取り組む。問題への関心を持ってもらうため、中学生や保護者にも呼び掛けていくとしている。


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