信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

答申後も地元意見の反映を 第2通学区推進委
2006年1月16日掲載

 第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会(飯島俊勝委員長)は15日、第17回会合を上田市内で開いた。これまでに結論づけた再編方針をもとに、県教委への最終報告書案を論議。再編に地元意見が反映されるよう新たな検討組織を求める意見が出された。一方、定時制の再編問題は結論を持ち越した。
 検討委は前回までに、望月(佐久市)と蓼科(立科町)の統合と、野沢南(佐久市)の多部制・単位制転換を決めた。
 これに対し野沢南関係者が既に抗議書を提出したほか、この日も望月関係者が、「非公開の委員会で統合が決まった」などとする抗議書を委員長あてに提出した。
 これらの動きも踏まえ、この日の会合では「答申後も、地元の意見を取り入れ、どんな学校をつくるか議論する検討委員会が必要」(佐藤元太郎委員)と県教委に求める意見が出る一方、「地元に任されてもまとまらない」(遠山順孝委員)との声もあった。
 上田と上田千曲の定時制を第1通学区(北信)の多部制・単位制転換候補の坂城に統廃合する―とした県教委再編案をめぐっては、「多部制・単位制を充実させて定時制を吸収すればいいのではないか」といった意見も多かったが、最終報告書案の論議の中で結論づけることにした。


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