信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

推進委に説明の場要請へ 上農定時制PTAが集会
2006年1月16日掲載

 上伊那農業高校定時制PTA(宮下弘会長)は15日、伊那市中央区の独立校舎で臨時集会を開いた。第3通学区(南信)高校改革プラン推進委員会が同校定時制を廃止する方向で論議していることに対し、存続を求める意見が相次いだ。
 推進委は月内に答申案をまとめる予定だが、集会では(1)県教委とともにPTAや同窓会、生徒に対し説明する場を設ける(2)それまで廃止方針を正式決定しない―の2点を求めることを確認した。
 保護者、教員、同窓会定時制部会役員ら33人が出席。推進委の藤本功委員(岡谷工業高教諭)が、少なくとも2006年度の入学生が卒業するまで廃止はない―と説明したが、保護者は「同じように不登校で悩んでいる子どもたちの受け皿として、存続してほしい」などと主張した。
 統合先として推進委で検討されている多部制・単位制校(箕輪工業高校から転換)に対し、「上農定時制の教育システムを引き継いでもらえるのかどうか」と懸念する声もあった。


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