信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

実施時期―3案併記 第4通学区推進委が最終案まとめ
2006年1月15日掲載

 第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は14日、松本市内で最終会合を開き、県教委へ提出する報告書の内容をまとめた。高校再編案はこれまでの原案に沿った内容。ただ、原案で2008年度以降への延期を求めた実施時期については意見がまとまらず、「07年度から順次実施」「09年度以降に実施」を含めて3案を盛り込むことになった。
 原案は実施時期について、県教委の目指す07年度は「準備期間があまりに短い」としていた。この日の会合では、「高校再編を前提とせずに入学した中学生の卒業を待ち、09年度以降にすべきだ」「07年度以降、できるところからなるべく早く実施すべきだ」といった意見が出た。このため、中条利治委員長は「幅広い意見を盛り込みたい」と提案、了承された。
 報告書は、大町高(大町市)と大町北高(同)の統合、木曽高(木曽郡木曽町)と木曽山林高(同)の両校施設を活用するジョイント的統合、松本筑摩高(松本市)の多部制・単位制への転換を盛り込む。中条委員長は会合後、「細部についてさらに委員の意見を聞き、1月下旬をめどに提出したい」と話した。


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