信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

転換候補 次回までに絞り込み 第1通学区推進委
2006年1月15日掲載

 第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会は14日、17回目の会合を開いた。次回会合までに、中村正行委員長が多部制・単位制の転換候補を坂城高(坂城町)か屋代南高(千曲市)のどちらかに絞った案を提示し、再度議論して決定することになった。当初、同通学区の県教委への最終報告は1月初中旬までを予定したが、延びる見通しだ。
 多部制・単位制への転換について、新たな視点からの意見がなく「判断材料が少ない」との声もあり絞り込みは難航。「推進委で絞らないといけないのか」との指摘もあったが、推進委として1校に絞り込むことを確認。その作業を中村委員長に一任した。
 長野南高と松代高(ともに長野市)の統合についても議論した。両校を統合して松代高の校舎を使用する県教委案に対し、14回目の会合では長野南高の校舎を使用する案が浮上。さらに、この日は▽両校の統合を前提に、再編の実施時期や使用する校舎を決める▽実施時期を先送りし、両校のほか、須坂地域や長野北部地域での高校の再編も含めて検討する―といった意見も出た。
 前回の会合では、長野南高と松代高の統合を軸として再編の実施時期を先送りする方針を確認していた。だが、この日出た複数案について中村委員長が論点を整理し、次回の会合でさらに議論することになった。


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