信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

野沢南の多部・単位制転換 保護者ら抗議書提出へ
2006年1月13日掲載

 「野沢南高校全日制・定時制を守り発展させる会」(岩岡孝会長)は11日夜、佐久市の野沢会館で理事会を開いた。第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会が同校の多部制・単位制転換を最終報告に盛り込むと決めた経緯に対し、13日に抗議書を提出することを決めた。
 抗議書は三浦大助・佐久市長と連名で、県教委を通じて推進委の飯島俊勝委員長に提出する。報告への盛り込みを決めた9日の推進委会合で、同校の多部制・単位制への転換に反対する意見について十分検討せず、欠席委員がいるにもかかわらず投票で決定したと指摘。「決定手法について強く抗議する」とし、報告書の慎重な取りまとめを要請している。
 卒業生や保護者ら約20人が出席した理事会では「過半数で決定なのか、欠席者がいるのにどうするのか−など、何も決めずに投票で決めるのはおかしい」など推進委への批判が相次いだ。
 岩岡会長は「アンフェアな形で決まった。大変厳しい状況だが、まだ最終決定ではない。15日の推進委での議論を見極めたい」と話した。


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