信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

1校削減先送りを 岡谷東と南の同窓会が意見交換会で
2006年1月11日掲載

 高校改革プランの第3通学区(南信)推進委員会で統合案が示された岡谷東高と岡谷南高(ともに岡谷市)の両同窓会は10日、岡谷市内で諏訪地区の推進委員との意見交換会を開いた。両校同窓会員や保護者ら30人余が出席。県教委が推進委に1月末までの提出を求めている最終報告案に、諏訪地区での1校削減の実施時期を先送りすることを盛り込むよう要請した。

 出席者から「いずれは諏訪地区でも高校を削減する必要があるだろうが、県教委が計画する2007年度実施は無理がある」などの批判が続出。12日に南箕輪村で開く第14回推進委に、諏訪地区での削減校名は提示せず、「今後の議論で決める」ことを提案するよう委員に求めた。

 委員からは「07年度実施は苦しいと思うが、(諏訪地区1校減の)推進委の議論の流れは尊重せざるを得ない」との意見も。同地区の推進委員代表の笠原伸二委員は「今回の話し合いの結果を踏まえて(12日の推進委での提案内容を)委員で相談したい」と答えた。

 意見交換会は昨年12月に続いて2回目。諏訪地区の推進委員6人のうち5人が出席、県教委の担当者2人も同席した。


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