第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会(飯島俊勝委員長)は9日、第16回会合を上田市内で開き、投票の結果、野沢南(佐久市)の多部制・単位制への転換を最終報告に盛り込むことを賛成多数で決めた。丸子実業(小県郡丸子町)の総合学科への転換、望月(佐久市)と蓼科(北佐久郡立科町)との統合を含め、同通学区の推進委の報告は県教委の再編案に沿った内容となる。
委員1人が私用で欠席したため委員長を含む13人が投票した結果、賛成8人、反対5人だった。投票で報告内容を決めるのは4通学区の推進委で初めて。
会合では「野沢地区に(野沢北と合わせ)2つの高校が将来にわたって共存するのは少子化の点で難しい」「転換は新たな魅力づくりのチャンス」との意見の一方、現在1学年6学級と大規模な野沢南の転換は「混乱を招く」との指摘が出た。
転換に慎重な意見の中には、転換の対象として野沢南以外の高校も視野に入れて、さらに議論を深めるべきだ−との意見もあった。
次回15日の会合で報告原案を示し、魅力ある学校づくりを含めて議論する。