県立高校再編を議論している第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会は28日の第15回会合で、3時間のうち冒頭から2時間半を非公開とする。推進委の前回会合の決定を受け、事務局の県教委が26日発表した。審議非公開は4通学区の推進委で初めて。統廃合対象に挙がっている高校の関係者らから批判が出ている。
会合は28日午前9時―正午、上田市中央公民館で開く。県教委は、審議内容は非公開審議後に公表するとしている。
第2通学区推進委の飯島俊勝委員長は23日の前回会合で「一時非公開で(県教委の再編案にない)校名も出して議論し、公開の場で報告したい」と提案。「校名が出ると(その高校を)志願する受験生に迷惑がかかる」と理由を説明した。
これに対し、傍聴を予定していた関係者らは「後で説明すると言っても全部ではないので、納得いく説明にはならない」「非公開では県教委の意向が強く出るのではないか」と話している。
推進委員の中にも非公開に反対意見はあるが、飯島委員長は「(推進委に)校名を挙げられない雰囲気があって議論が進まない点を考えれば、非公開を理解してもらうしかない」としている。