信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

多部・単位制転換求め 望月高実行委、方針変えぬ構え
2005年12月25日掲載

 第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会が望月(佐久市)の多部制・単位制校への転換は困難―と結論づけたことに対し、望月の地元などでつくる「存続と発展を図る実行委員会」の上野品吉会長は24日、引き続き多部制・単位制への転換を求めていく考えを示した。

 上野会長は取材に対し、望月の多部制・単位制への転換について「(推進委には)評価する委員もいるので、完全に否決されたとは考えていない」と説明。「地域文化のシンボルとして(望月高校を)残したい」と述べた。

 県教委の再編案では、望月は蓼科(立科町)に統合、多部制・単位制への転換候補に野沢南(佐久市)を挙げた。同実行委は、不登校経験者の受け入れなどの実績を根拠に、望月の転換を県教委などに提案。同推進委は23日、この対案について「交通の利便性の面から難がある」とした。


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