信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

飯田長姫と飯田工の統合 未来検討委が答申案
2005年12月17日掲載

 南信州広域連合(連合長・牧野光朗飯田市長)の「高等学校の未来検討委員会」(委員長・岡庭一雄阿智村長)は16日、飯田市役所で開き、飯田下伊那地方での高校再編案について、同市の飯田長姫高校と飯田工業高校を統合する答申案をまとめた。20日に牧野連合長に答申する。

 検討委では、飯田工業同窓会長の佐々木重光委員が、同窓会役員とPTA役員が懇談し「工業高校として南信州の拠点校を目指す」「統合に際して飯田工業の(現在の)3科を存続させる」などとした意見を付けた上で統合を了承する結論を出したことを報告。

 答申案は、飯田長姫と下伊那農(同市)を統合し新たに総合学科校を新設する県教委案への対案として、飯田長姫と飯田工業を統合し、両校合わせ6つの専門学科を維持する―とした。両校の定時制も統合する。

 総合学科校の設置や、教育関係団体から出された多部制・単位制校の検討、定時制昼間部の設置については、「将来の検討課題」とした。


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