北アルプス広域連合は18日に予定する第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会の次回会合で、高校再編に対する大北地域の声を伝えるため、腰原愛正連合長(大町市長)の発言機会を求める方針を決め、12日県教委に伝えた。近く文書でも要請する。
市役所で11日開いた大北4高校の同窓会やPTAなど関係者の会合(事務局・広域連合)で、推進委が「大北は(現行の)4校維持ではなく、統合を前提とした再編を議論する」としたことへの対応を協議。「現在の議論の状況や考えを直接訴えるべきだ」とし、連合長に発言役を求めた。
推進委で腰原連合長は、大北の具体的な再編案の結論を次回会合で出さず、JR大糸線沿線で大北と関連がある旧第11通学区(松本地方)を先行し、その間に地域の声をまとめたい―との考えを伝える方針。
会合では「4校を連携型の総合高校1校にまとめ、それぞれの特色を生かしてキャンパスを残せないか」との案も出た。