信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「野沢南は現状のままで」生徒会が要望書、提出
2005年12月10日掲載


 県教委の高校再編案で多部制・単位制への転換候補に挙がっている野沢南高校(佐久市)の生徒会役員は9日、県庁を訪れ、生徒総会で決議した「高校を現状のまま残してほしい」などと記した要望書を県教委の丸山〓教育長に提出した。

 訪れたのは、生徒会長の佐々木史也君と副会長の茂木香菜子さん。佐々木君は「全校生徒が時間をかけて議論をしてほしいと思っている」と訴えた。また、多部制・単位制の配置や交通の利便性などについて尋ねた質問書を提出。県教委は28日までに回答する。

 また、同窓会やPTAなどでつくる「野沢南高校全日制・定時制を守り発展させる会」はこの日、存続を求める約1万人分の署名を県教委に提出。過去に提出した分と合わせ、約4万3000人分となった。

 蓼科高(立科町)との統合が示されている望月高校(佐久市)の存続を求めている「発展を図る実行委員会」も同日、「『長野県にふさわしい』多部制・単位制の高校として(望月を)存続発展させる」とした7日夜の集会での決議を県教委に報告した。

【字解】リッシンベンに晃


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