信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

屋代南 全日制存続を 生徒会など街頭署名活動
2005年12月 8日掲載

 千曲市の屋代南高校生徒会は7日、同窓会や地域関係者でつくる「屋代南高校の将来を考える会」とともに、同校の全日制存続を求める署名活動を、しなの鉄道屋代駅前などで行った。署名集めへの生徒の参加は初めてで、生徒会役員ら10人が通行人に賛同を呼び掛けた。

 第1通学区の高校改革プラン推進委員会では、多部制・単位制への転換候補として、県教委案の坂城高校の代わりに同高を挙げる意見が出ている。署名趣意書では「教育と地域における役割を考えると、多部制・単位制は受け入れられない」とし、全日制としての同校が「地域の拠(よ)りどころになっている」と強調している。

 署名は「考える会」が集計し、10日に同推進委の中村正行委員長に提出する予定だ。2年生で生徒会長の原山啓輔君は「(2008年に)100周年を迎える母校の伝統を今のまま保ちたい」と話していた。


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