信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

高校再編計画は「年度内」 県教育長あらためて強調
2005年12月 7日掲載

 県会12月定例会は6日、一般質問が始まった。丸山〓県教育長は4通学区ごとに高校再編を議論している高校改革プラン推進委員会について「あと4、5回程度開催でき、当初の予定通りに(1月初、中旬までに県教委への報告を)まとめていただけると思う」と述べ、県教委として、報告を受けて年度内に再編の実施計画を策定する考えをあらためて強調した。

 藤沢詮子氏(共産党)が「本年度の実施計画策定は無理。じっくり対応していくことを求める」とただしたのに答えた。

 藤沢氏、小林利一氏(県民クラブ・公明)は耐震強度偽造問題で3ホテルが営業休止するなど県内に影響が出ている問題を取り上げた。田中知事は、県が建築確認を行った約200件について構造計算をやり直すことに関連し「怪しいものから構造計算をしていき、万一の時は速やかにお伝えし、必要な対処をとる」との考えを示した。

 柳田清二氏(県民クラブ・公明)は、長野県調査委員会の委員5人が長野五輪招致委員会の帳簿焼却問題に関する資料を、報告書の提出後も県に返さず、各人が保管している理由を質問。その際の答弁で松林憲治・経営戦略局長が「(報告書を)すべて読んでいるわけではない」としたことに柳田氏が納得せず、審議が約1時間中断した。

 県側はこの日、県人事委員に旧上水内郡三水村長の小柳伸一氏(63)=同郡飯綱町=を新任、20日で任期満了となる宮沢脩・県教育委員長(76)=長野市=を県教育委員に再任する人事案を追加提出。任期満了や委員辞職に伴う県収用委員、同予備委員各2人の人事案も提出した。
(〓は、リッシンベンに晃)


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