第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は4日、第13回会合を大町市のサン・アルプス大町で開き、大北地域については現在の4校維持ではなく、統合を前提とした再編を議論することを決めた。再編の対象校は次回18日の会合で議論する。
中条利治委員長は、「地域高校」でありながら地元の白馬、小谷両村の中学3年生の3分の1しか進学していない白馬高校(白馬村)が存続できるのか−が今後の論議の鍵になるとの考えを示した。同委員長は「地元から行きたい学校にならないと、分校化も危惧(きぐ)される」とした。
この日は、県教委の再編案で統合候補となっている大町市の大町高と大町北高の関係者らが提案していた大北地域で計2学級を増やす案を議論。この案で4校を維持できるか検討したが、委員からは否定的な意見や、「大北のほかの高校の入学者数が減るのではないか」との意見が出て採用されなかった。
推進委の大北での開催は初めてで、200人以上が傍聴した。