県教委の県立高校再編案で、多部制・単位制校への転換対象に挙がっている坂城高校(坂城町)の同窓会やPTAでつくる「坂城高校を発展させる会」は26日、「坂城高校全日制の存続と発展を願うつどい」を町内で開いた。生徒会役員や卒業生ら約80人が参加。全日制普通科としての存続を求める決議をした。
決議は「『新しい学校』として多部制・単位制校をつくるのならば、設置を急がず、議論を尽くすべきだ」「卒業生は、県内トップクラスの工業の町を支えている」などと訴え、多部制・単位制への転換に強く反対する―としている。
「つどい」は、高校改革プラン推進委員会が県教委に報告する期限が年内に迫っているため、活動を強めようと企画。署名集めや町議会への請願など、これまでの活動を報告した。同会は今後、決議を県教委や推進委に提出するという。