信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

統合案 撤回要求へ 岡谷東・岡谷南の同窓会とPTA
2005年11月26日掲載

 第3通学区(南信)の高校改革プラン推進委員会で統合案が示された岡谷東高と岡谷南高(ともに岡谷市)の同窓会、PTA関係者らは24日夜、それぞれの高校で会合を開き、「中学卒業者数の減少率が低い諏訪地区で高校を削減する必然性がない」などとして、統合案や諏訪地区での1校削減方針の白紙撤回を求めて活動していく方針を決めた。

 岡谷東高の会合には、同窓会やPTAの役員など十数人が出席。12月初めに予定されている次回の推進委会合までに、池上昭雄委員長や2校統合を提案した諏訪地区の6人の委員に撤回を求める要望書を送ることを決めた。30日には同窓会理事が集まり、反対の署名活動の計画などを決める予定だ。

 岡谷南高の会合には、同窓会とPTAの役員計50人余が集まり、両者による「高校改革問題対策委員会」の発足を決めた。委員会は今後、署名活動も視野に入れた反対運動を、岡谷東側を含めた諏訪地区全体で展開していく考えだ。

 27日午後1時から、同校で同窓生や保護者を対象にした全体説明会も計画。経過説明に加え、白紙撤回に向けた運動への協力も呼び掛ける。


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