信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

伊那の全県高校生集会、議事録送る 田中知事や教委に
2005年11月 5日掲載

 県教委が進める高校改革に高校生の意見を反映させようと、10月22日に伊那北高校(伊那市)で全県高校生集会を開いた実行委員会が、集会の議事録を作成し、田中知事や県教委、全通学区の高校改革プラン推進委員会委員長、すべての県立高校に送った。

 集会には、県立の全89校のうち、県教委の再編案で統廃合対象に挙がっていない7校を含め計20校が参加。県教委側の出席者に対し、高校生から「高校生が高校改革の議論に参加できるよう会合を設定してほしい」「30人学級を導入して学級数を維持してほしい」などの意見が出た。

 上伊那地方の高校や長野南高校の生徒でつくった実行委は集会当日、田中知事や高校改革プラン推進委に意見を伝えるため議事録を作ることを確認。伊那北高校2年の西永香奈子さんがA4判、約40ページにまとめた。

 「高校生がいろいろな意見を持っていることを知ってほしい」と西永さん。実行委の同校2年、肥野沙也加さんは「(集会の)足跡が風化してなくならないように、議事録を読んでもらいたい」と話している。


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